希少野生植物のウスユキクチナシグサが天草市でひっそりと花を咲かせています。
ウスユキクチナシグサは中国原産の多年草で、国内では天草市でのみ自生が確認されていて、環境省の絶滅危惧種に指定されています。
高さは15センチから20センチで、直径20ミリほどの白に近い淡いピンク色の花を咲かせます。
なぜ天草市にだけ自生しているのか分かっていませんが、土地を管理している人は「昔、漢方薬として持ち込まれたものが根付いたのではないか」と話していました。
花は、5月初めまで見られるということですが、近年イノシシの被害が出ていて数が減っているということです。