島根県松江市で5月に開かれるイベントで、会場での電力使用などで排出される二酸化炭素を海中の藻に吸収された二酸化炭素で埋め合わせ「カーボン・ゼロ」に取り組むことになりました。
「カーボン・ゼロ」に取り組むのは5月5日、松江市で開かれる美容とファッションをテーマにしたイベント「ミューズフェス」です。
イベント会場での電力使用などで排出される二酸化炭素を、中国電力が創設した「Jブルークレジット」を活用して埋め合わせ、「ゼロ・カーボン化」を図ります。
4月23日にイベント実行委員会の桑谷優子代表に購入証が手渡されました。
Jブルークレジットは、海で吸収、貯蔵される二酸化炭素「ブルーカーボン」を定量化し売買出来る仕組みで、島根県内では、松江市の島根原発の沖合にある藻場で吸収された二酸化炭素が認証を受けています。
実行委員会がクレジットの購入することで、排出される二酸化炭素0.2トンが相殺されるということです。
ミューズフェス実行委員会・桑谷優子代表:
(イベントを通じて)今回はエネルギーについて考えていただき、その知識をたくさんの若者が広めていっていただければ。
中国電力島根支社・川本修司支社長:
若い皆さんにJブルークレジットを知っていただく。そして、エネルギーについて考えていただくきっかけになるということで、大変喜んでいる。
「ミューズフェス」は5月5日、松江市の松江テルサで開かれ、実行委員会では、イベントが地球温暖化や再生可能エネルギーの活用などについて考えるきっかけになればとしています。