中世の石見地方にゆかりのある仏像や工芸品を紹介する作品展が、益田市の島根県芸術文化センター「グラントワ」で開催されています。
神奈川県鎌倉市の極楽寺所蔵の不動明王坐像。
元は益田市の寺の本尊でしたが、廃仏毀釈に伴い、大正時代に極楽寺に移されたと伝わっています。
益田市のグラントワで開催している開館20周年記念の企画展『石見の祈りと美ー未来へつなぐ中世の宝ー』。
平安時代から安土桃山時代にかけて製作された石見地方ゆかりの仏像や美術工芸品、60点が展示されています。
益田市で晩年を過ごした雪舟が描いた『第15代益田城主・益田兼堯』の肖像画です。
その益田家に伝わる高麗茶碗も展示されており、中世石見の豊かな文化に触れることが出来ます。
島根県芸術文化センター「グラントワ」・的野克之センター長:
これだけの規模で、まとめて石見のものを集めたというのはなかなかないと思いますので、ぜひこの機会に見ていただけたらと思っています。
この企画展は、益田市の「グラントワ」で前期と後期で一部の展示を変え、6月16日まで開催されています。