2025年11月に東京を中心に開催される聴覚障害者の国際スポーツ大会「デフリンピック」に向け、鳥取県内の機運を高めていくための連絡会議が開かれました。
「デフリンピック」は、耳が聞こえない・聞きにくいアスリート、「デフアスリート」の国際スポーツ大会で、2025年11月に東京都を主な会場として日本では初めて開催されます。
鳥取県は、2013年に全国で初めて手話言語条例を制定するなど、聴覚障害者との共生社会の実現を目指す取り組みを進めていて、デフリンピックをきっかけにさらなる機運の高まりを目指しています。
28日は、平井知事のほか米子市の伊木市長や鳥取県障がい者スポーツ協会の関係者などが参加し、県内における今後の取り組みを確認する会議が開かれました。
具体的には、デフアスリートが全国各地を訪問するキャラバンイベントで、2025年8月下旬ごろに県内全市町村を巡ることや、開会式に向けてモザイクアートやPR動画を撮影することなどを確認しました。
平井知事:
地域を挙げて協力してデフリンピックの知名度向上、手話、共生社会、この考え方・大切さを多くの方々に理解していただく絶好の機会になるように我々も後押しをしてまいりたいと思います。
また県は、出場国の選手団の事前合宿の受け入れに向けて調整していて、関係団体や各市町村と連携しながら機運醸成に努めていきたいとしています。