出雲市大社町の神門通りは、山陰屈指の観光地ならではの交通問題を抱えていて、その交通問題を緩和させようという新しい取り組みが28日にお披露目されました。
神門通りを訪れた県外からの観光客に聞いてみると…。
観光客:
大阪から(車で)来ました。そこの駐車場に入る時にかなり時間がかかった。
その出雲大社の駐車場に行ってみると…。
岡本楓賀アナウンサー:
奥の方までずらっと出来ている車の列、たどってみると出雲大社の駐車場に向かってできています。
午前11時の時点で長蛇の列。さらに神門通りにあるパーキングでも満車を表す「満」の文字が。
こうした観光エリア内の交通の緩和などをめざして出雲市が新たに導入したのが、電動アシスト自転車のシェアサイクルです。
28日のお披露目式では、出雲市の飯塚市長もシェアサイクルの利便性を実感しました。
出雲市・飯塚市長:
加速がぐっと、すごく楽です。
このシェアサイクルは、1200万円の事業費で導入した25台の電動アシスト自転車をJR出雲市駅や出雲市大社町のみせん広場など、市内7箇所に配備。
利用料金は、1日パスが1500円で、借りた場所とは異なる場所に返却する「乗り捨て」が可能です。
さらにもうひとつ、750万円で導入した8人乗りの電気自動車、名付けて「縁結ビークル」!神門通りと稲佐の浜との間を週4日間、1日10便運行します。
出雲市・飯塚市長:
多様な交通手段や魅力ある所に移動してもらうということを提供することは大切ですし、様々な社会課題を同時に解決する手段であると思っています。
この新しい取り組みの一般利用は、シェアサイクルが29日から、「縁結ビークル」が5月9日から始まります。