立憲民主党の野田代表は4月27日、フジテレビの「日曜報道 THE PRIME」に出演し、夏の参院選公約として発表した原則1年間の「食料品の消費税ゼロ」について、「私は財政規律派だが、雨が降ったら傘をさす。雨がやんだら傘をたたむ。当たり前のことをチャレンジしてみようということだ」と強調した。
その上で野田代表は、「基本的には税収は好調になっている」と指摘した。
さらに野田代表は、消費税減税は「原則1年で、経済状況によっては、1回は延長できるようにする。法律に盛り込んでいく」とした上で、「イギリスもドイツもオーストラリアも、半年とか1年とか1年半で戻している」と述べた。
また、野田代表は「給付付き税額控除が一番ベストだと思っている」と強調。
「給付付き税額控除の制度設計は、即時実施というわけにはいかない。当分の間、臨時、時限的に、一番今困っている食料品の分野に焦点を当て、消費税率をゼロパーセントにする」と述べた。
その上で、野田代表は「給付付き税額控除と整合的な超短期の政策を打ち出す」として、食料品の消費税ゼロに先だって当面の給付措置を検討していることを明らかにした上で、「すぐ制度設計をして、すぐ実現しなければいけない」と述べた。