秋田県内は花盛りで連日各地の様子をお届けしていますが、花見を楽しめるのも残りわずかです。湯沢市の樹齢200年を超える一本桜「おしら様の枝垂れ桜」が見頃を迎え、県の内外から多くの人が訪れています。
湯沢市の横堀地区です。田んぼの一角にたたずむのは1本の桜の木、通称「おしら様の枝垂れ桜」です。桜の近くにある白山神社を、地域の住民が「おしら様」と呼んでいたことにちなんで名付けられたといわれています。
樹齢は約210年で、高さ10メートル、枝の広がりは20メートルと、桜の美しさに加えて力強さも感じられる大木です。
4月20日ごろから花が咲き始め、見頃を迎えました。
枝垂れ桜を絵画のように写真に収められるよう、会場には額縁が用意されています。
訪れた人たちは写真を撮ったり、辺りを散策したりして花見を楽しんでいました。
横手市から訪れた女性は「久しぶりに来たら大きくなっていてびっくりした。良い所ですね。桜はしっとりとしていて静かで、私みたい」と笑顔を見せていました。
秋田市から訪れた男性は「初めて来た。幹が太くて、何百年という歴史を感じる」と話していました。
おしら様の枝垂れ桜の見頃は今週末までで、25~27日まではライトアップされ、夜桜も楽しめます。