ブラウブリッツ秋田の岩瀬浩介社長は30日、スタジアムの整備について「ライセンス交付に影響しないよう議論を進めてほしい」と改めて県と秋田市に求めました。
クラブの株主総会の後に開かれた記者会見で岩瀬社長は、新しいスタジアムに関する知事と秋田市長それぞれの考えを尊重しながら、「それぞれの主張、トップの考えがあることは受け入れていかないといけないと感じている。ライセンスがしっかり取れることが大前提だと思っているので、ライセンスの機関に委ねていきたい」と述べました。
岩瀬社長は、J1クラブのライセンス交付のスケジュールに支障がないことを前提に議論を進めてほしいと改めて行政に要望しました。
一方、会見に先立って開かれた株主総会では2024年度の決算が報告され、営業収益は過去最高の10億700万円で、15年連続の増収でした。
要因としては、平均観客動員数が過去最多の4128人を記録したことで、入場料・広告料・物販収入が前年度に比べて増えたことが挙げられています。
ブラウブリッツ秋田・岩瀬浩介社長:
「秋田の風土や歴史のみならず、県民性の素晴らしさをサッカーを通してより多くの人に共有・共感の輪を広げることで秋田の未来は明るくなると思っているので、引き続き皆さんとともに前に進んでいきたい」
ブラウブリッツ秋田は、2027年度までに営業収益15億円を目標に活動していきます。