最大11連休のゴールデンウィークを前に、多くの人が集まっていたのは空の玄関口「成田空港」。
早くも出国のピークを迎えました。

これから旅行に向かう人は、「(タイへ)お寺とか巡るのかな、ゾウ乗ったり」「(カンボジアへ)アンコールワット行ったりとか、初めての国なのでいろいろ挑戦する」「(香港へ)(Q.円安の影響は?)ありそうだった、結構思ったより」などと話します。

成田空港によりますと、25日は約5万5000人の利用が見込まれています。

ゴールデンウィーク期間中は、コロナ禍以前と同じ水準の約60万4500人が出国するということです。

また、羽田空港の国際線は5月3日が出国のピークで、3万9000人ほどの利用が見込まれています。

一方、東京駅の新幹線乗り場では、25日からのゴールデンウィークを前に、東京駅にはすでに多くの人がいました。

JR東海とJR東日本によりますと、新幹線の予約数は2024年と同じ程度。
下りのピークは5月3日で、上りのピークは6日だということです。

25日は混雑を避けるため、連休に入る前に出発したという人も。

25日に帰省する人は、「1日早く休みをとって、混雑するので早めに帰りたいなと」「人が少しでも減ってくれたらうれしいなと、ピークは避けた」と話します。

一方、新幹線を利用する人は注意が必要です。

駅では、「本日のぞみ号に自由席車両はございません。のぞみ号は全席座席指定です。ご注意ください」とのアナウンスが。

実は、25日から5月6日まで、東海道・山陽新幹線「のぞみ」は1号車と2号車の自由席がなくなり、全ての席が指定席での運行となります。

そのため、25日の東京駅には、デッキに立ったまま新幹線に乗る人もいました。
発車前に車両のデッキに立っていた男性に話を聞いてみると「昨日急に(実家に)帰ることが決まり、新幹線の自由席買った。今アナウンスで自由席ないって言ってて、それで知ったのでびっくり。今から2時間立って新神戸まで。正直キツいけど、知らなかった自分が悪い。仕方ないかなって」と答えました。

「のぞみ」以外の「ひかり」や「こだま」は通常どおり自由席が設けられています。

一方、NEXCO東日本によりますと、高速道路の渋滞のピークは、下りが5月3日で、上りは5日。
それぞれ最大40kmの渋滞が予測されています。