アメリカとの関税交渉を巡り、政府がアメリカ産の飼料用のトウモロコシや大豆の輸入を拡大する案を検討していることが分かりました。
政府関係者によりますと、現在、アメリカ産の大豆の大半は中国に輸出されていて、日本がその分を引き取る狙いがあります。
トウモロコシは、2019年の第1次トランプ政権との貿易交渉で合意した先例があり、家畜の飼料やSAF(次世代航空燃料)に活用することが検討されています。
一方、赤沢経済再生相は石破首相や自民党幹部と相次いで会談して2度目の交渉に向けた調整を行い、4月30日からアメリカを訪問することを明言しました。
赤沢経済再生相:
30日から5月2日にかけて、ワシントンDCに訪問いたします。必ず日米双方にとって良い、Win-Winの形になるような合意を目指します。
また、政府は25日朝、企業の資金繰り支援などを柱とした関税措置への緊急対応策を決定しました。