気象台は、関東甲信、北陸地方から九州北部地方にかけて、5月3日頃から「10年に1度程度しか起きないような」この時期としてはかなりの高温になる可能性があるとして、早期天候情報を出して熱中症などに注意するよう呼びかけています。
【画像:気象庁HPより 5月2日予報(4月25日12時発表)】

高温に関する早期天候情報が出されているのは、関東甲信、北陸、東海、近畿、中国、四国、九州北部の7地域です。

早期天候情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温や低温、降雪量となる可能性が、いつもより高まっている時に、6日前までに注意を呼びかける情報です。

7つの地域では、5月3日ごろから平均気温の平年差が概ね2℃以上となり、この時期としてはかなりの高温になると予想されています。
このうち山陰地方では、予想最高気温が5月1日から3日頃にかけて25℃以上の夏日になると予想されるなど、5月下旬から6月上旬並みの暑さになる見込みです。
気象台は、農作物や家畜の管理、また熱中症対策など健康管理に注意するよう呼びかけています。
翌日または当日に熱中症の危険性が極めて高い気象状況になることが予測される場合には、熱中症警戒アラートも発表して注意喚起するとしています。

各地域の情報は以下の通り。

【関東甲信地方】5月3日頃から かなりの高温
かなりの高温の基準:5日間平均気温平年差 +2.4℃以上
関東甲信地方の気温は、向こう5日間程度は平年並の日が多いでしょう。
その後は暖かい空気に覆われやすいため高く、5月3日頃からはかなり高くなる可能性があります。

【北陸地方】5月3日頃から かなりの高温
かなりの高温の基準:5日間平均気温平年差 +2.5℃以上
北陸地方の気温は、向こう2週間は暖かい空気が流れ込みやすいため、平年並か高い日が多く、5月3日頃からはかなり高くなる可能性があります。

【東海地方】5月3日頃から かなりの高温
かなりの高温の基準:5日間平均気温平年差 +2.0℃以上
東海地方の気温は、向こう5日間程度は平年並の日が多いですが、その後は暖かい空気に覆われやすいため高く、5月3日頃からはかなり高くなる可能性があります。

【近畿地方】5月3日頃から かなりの高温
かなりの高温の基準:5日間平均気温平年差 +2.2℃以上
近畿地方の気温は、向こう5日間程度は平年並の日が多いですが、その後は暖かい空気に覆われやすいため高く、5月3日頃からはかなり高くなる可能性があります。

【中国地方】5月3日頃から かなりの高温
かなりの高温の基準:5日間平均気温平年差 +2.2℃以上
中国地方の気温は、向こう5日間程度は平年並の日が多いですが、その後は暖かい空気に覆われやすいため高く、5月3日頃からはかなり高くなる可能性があります。

【四国地方】5月3日頃から かなりの高温
かなりの高温の基準:5日間平均気温平年差 +1.7℃以上
四国地方の気温は、向こう5日間程度は冷涼な空気が流れ込みやすいため平年並か低いですが、その後は暖かい空気に覆われやすいため高い日が多く、5月3日頃からはかなり高くなる可能性があります。

【九州北部地方(山口県を含む)】5月3日頃から かなりの高温
かなりの高温の基準:5日間平均気温平年差 +1.9℃以上
九州北部地方(山口県を含む)の気温は、向こう5日間程度は冷涼な空気が流れ込みやすいため平年並か低いですが、その後は暖かい空気に覆われやすいため高い日が多く、5月3日頃からはかなり高くなる可能性があります。

TSKさんいん中央テレビ
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