日本酒のおいしさを気軽に体験してほしいから、アイスにしてみました。

4月12日にオープンした「SAKEICE BAR!」は、“日本酒アイス”を販売する企業が打ち出した新業態。

能登産やフルーツ系など、常時20種類の日本酒などを提供する他、3000円の高級日本酒アイスなども用意。
隣のアイス店で購入した商品を持ち込むこともできます。

株式会社えだまめ・成田博之代表取締役:
新しいチャレンジをする酒蔵の見本市。アイス・お酒を飲んでみたいなという形で、国をまたいでお客さんが来てくれる店になれたら。

2014年に約115億円だった日本酒の輸出額は、この10年で430億円にまで増加。
輸出先の国や地域は80に上り、過去最高を記録しています。

こうした背景を追い風に、国内外に向け新たな日本酒文化を提案。
戦略の要となるのが、好立地かつ短時間です。

店は、東京駅八重洲口からわずか2分ほどのヤンマービル内の路面店。

店員:
(店内には)フードに合わせて提供したいお酒と、あとはうちのオススメのお酒が何個かある。

注文の手間を解消するため日本酒の特徴などを書いたポップを用意。
購入時は専用コインを入れ、ワンプッシュで注げます。

来店客も旅行や出張帰りなど、“スキマ時間”を生かして店舗を訪れているようです。

来店客からは「出張の帰りに東京駅を経由していたので、仕事の疲れがこれ一杯でスッキリして良い体験ができた」「機械で自分で選ぶのは気が楽。サクッと(飲んで)帰りやすい」という声が聞かれました。

株式会社えだまめ・成田博之代表取締役:
東京駅前は飲食店がいっぱいあるが、日本酒を短時間で楽しめるお店がないという気付きがあり、短い時間で新しい出合いを提供できる店にできたらいい。