G20(20の国と地域)の財務相・中央銀行総裁会議がワシントンで行われ、アメリカの関税措置などが議論されました。
加藤財務相:
米国の関税措置と一部の国の対抗措置や、それがもたらす不確実性が足元の為替を含む金融市場を不安定にし、実体経済に悪影響を及ぼしていると指摘しました。
加藤財務相は、初日の会議では、日本の他にも多くの国がアメリカの関税措置について意見を述べたほか、アメリカのベッセント財務長官も自国の立場に基づいて言及したと明らかにし、現在2日目の会議に出席しています。
また、日本時間の25日未明に行われるベッセント財務長官との会談については「いろんな状況が動いてきている」と指摘した上で、「それをしっかり注視しながら対応していきたい」と述べました。
一方、赤沢経済再生相については、来週30日に訪米し、日本時間の5月1日にベッセント財務長官らとの2回目の関税交渉を行う日程が固まりました。
赤沢経済再生相:
しっかり国益が損なわれないように、よく考えてやっていきたい。
赤沢経済再生相は24日、自民党の森山幹事長らと相次いで会談し、次の訪米に関し報告を行いました。