G20(20の国と地域)の財務相・中央銀行総裁会議がワシントンで行われ、アメリカの関税措置などが議論されました。

加藤財務相:
米国の関税措置と一部の国の対抗措置や、それがもたらす不確実性が足元の為替を含む金融市場を不安定にし、実体経済に悪影響を及ぼしていると指摘しました。

加藤財務相は、初日の会議では、日本の他にも多くの国がアメリカの関税措置について意見を述べたほか、アメリカのベッセント財務長官も自国の立場に基づいて言及したと明らかにし、現在2日目の会議に出席しています。

また、日本時間の25日未明に行われるベッセント財務長官との会談については「いろんな状況が動いてきている」と指摘した上で、「それをしっかり注視しながら対応していきたい」と述べました。

一方、赤沢経済再生相については、来週30日に訪米し、日本時間の5月1日にベッセント財務長官らとの2回目の関税交渉を行う日程が固まりました。

赤沢経済再生相:
しっかり国益が損なわれないように、よく考えてやっていきたい。

赤沢経済再生相は24日、自民党の森山幹事長らと相次いで会談し、次の訪米に関し報告を行いました。

フジテレビ
フジテレビ

フジテレビ報道局が全国、世界の重要ニュースから身近な話題まで様々な情報を速報・詳報含めて発信します。

経済部
経済部

「経済部」は、「日本や世界の経済」を、多角的にウォッチする部。「生活者の目線」を忘れずに、政府の経済政策や企業の活動、株価や為替の動きなどを継続的に定点観測し、時に深堀りすることで、日本社会の「今」を「経済の視点」から浮き彫りにしていく役割を担っている。
世界的な課題となっている温室効果ガス削減をはじめ、AIや自動運転などをめぐる最先端テクノロジーの取材も続け、技術革新のうねりをカバー。
生産・販売・消費の現場で、タイムリーな話題を掘り下げて取材し、映像化に知恵を絞り、わかりやすく伝えていくのが経済部の目標。

財務省や総務省、経産省などの省庁や日銀・東京証券取引所のほか、金融機関、自動車をはじめとした製造業、流通・情報通信・外食など幅広い経済分野を取材している。

政治部
政治部

日本の将来を占う政治の動向。内政問題、外交問題などを幅広く、かつ分かりやすく伝えることをモットーとしております。
総理大臣、官房長官の動向をフォローする官邸クラブ。平河クラブは自民党、公明党を、野党クラブは、立憲民主党、国民民主党、日本維新の会など野党勢を取材。内閣府担当は、少子化問題から、宇宙、化学問題まで、多岐に渡る分野を、細かくフォローする。外務省クラブは、日々刻々と変化する、外交問題を取材、人事院も取材対象となっている。政界から財界、官界まで、政治部の取材分野は広いと言えます。