ユーモアある交通安全標語がSNSなどで話題です。
熊本県警は道路に設置された交通情報板で、メジャーリーグ・ドジャースの大谷翔平選手の第1子誕生にちなんだ標語を掲示しています。

【前田美沙希記者リポート】
「熊本市の国道57号、通称東バイパスです。あちらの交通情報板に書かれた標語が
今、話題となっています」

『大谷は産休道路は譲り合って39』
『父親リストの方は愛のシート準備』

熊本県内52カ所の交通情報板に表示されているのは、メジャーリーグ・ドジャースの大谷翔平選手の第一子誕生にちなんだ交通安全標語です。
熊本県警では、2013年からトレンドに合わせたユーモアある標語で交通安全を呼びかけていて、度々話題を集めています。

今回の標語を考えたのは交通事故防止総合対策室、竹下龍二室長補佐です。

竹下室長補佐は先月から交通情報板の企画を担当。
2作目となる今回の標語は大谷選手のファンである妻との会話がきっかけでした。

【熊本県警察本部 交通事故防止総合対策室 竹下龍二 室長補佐】
「妻が大谷選手のファンで『父親リスト』に入り、『産休』を取ったと教えてくれた。ニュースをチェックして、これはおめでたいと思い、ネタを考えた。熊本県は
チャイルドシートの着用率が全国に比べて低い。『子供の命を守るために着用してほしい』という思いで作った」

熊本県内では去年1年間に55人が交通事故で死亡。
今年1月から23日までには、12人が亡くなっています。

【熊本県警察本部 交通事故防止総合対策室 竹下龍二 室長補佐】
「悲惨な交通事故を一件でも減らせるように、交通安全意識が高まるような標語を掲示したい」

大谷選手にちなんだこの標語は今月末まで掲示予定で、来月の標語については「考案中」ということです。

テレビ熊本
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