ANAグループの元社員が、欠航などの際に支払われる補償金を、乗客になりすまして約800万円不正に受け取っていた事が分かりました。
全日空によりますと、グループ会社の元社員は2024年9月から2025年4月までの間に、社内システムの顧客情報を改ざんし、欠航などで補償対象の乗客になりすます手口で補償金を不正に受け取っていました。
被害はあわせて370件、約800万円に上ります。
3月に乗客から「補償の申請ができない」と問い合わせがあり、被害が発覚しました。
元社員はすでに懲戒解雇され、全額返済したということです。
全日空は「ご迷惑とご心配をおかけしたことを深くおわび申し上げます」とコメントしています。