アメリカ・トランプ政権の主要人物2人がホワイトハウスで激しいののしり合いを繰り広げました。
アメリカのニュースサイト「アクシオス」は23日、内閣の中核、ベッセント財務長官と、トランプ大統領の側近、イーロン・マスク氏が先週、ホワイトハウス内で激しく口論し、つかみ合いに発展しかねない状態になったため、その場にいた別の人物が2人を引き離したと伝えました。
発端となったのは、日本の国税庁にあたるIRS=内国歳入庁の人事をめぐり、ラトニック長官の知らないところでマスク氏が候補者を推薦したことだと記事は伝えています。
口論では、ベッセント氏が、DOGE=政府効率化省がマスク氏が主張するほど予算を削減できていないと批判。
それを受け、マスク氏がヘッジファンド出身のベッセント長官に対し「失敗した運営者」と罵倒したということです。
2人はアメリカで放送禁止用語とされる単語を交え、ののしり合いを展開。
その場にいた関係者によると、その様子はまるで、「2人の中年の億万長者(ビリオネア)によるプロレスさながらだった」ということです。
ホワイトハウスの報道官は「健全な議論だった」と説明していて、口論があったことを事実上認めています。