福山市鞆の浦で初夏の訪れを告げる「観光鯛網」が今週始まるのを前に、24日、準備作業が行われました。

福山市鞆町の港では、集まったおよそ20人の漁師が網や道具を船に積み込みました。

古くから潮待ちの港として栄えてきた鞆の浦。観光鯛網は江戸時代からおよそ400年伝わるとされる伝統の「しばり網漁法」を再現した初夏の風物詩です。
勇壮な姿を間近で見られるとあって、毎年全国から観光客が訪れます。

漁に使う網は海面に浮きにくくするため、一度海水につけてから積み込みました。

【鯛網船団・羽田幸三船団長】
「(観光客には)船にも乗ってきてもらって、網の中でタイが泳いでいるところとかを見てもらって体験してほしい」

「観光鯛網」は今月26日から5月6日までの土日祝日、7日間で開かれ、およそ1000人の来場が見込まれます。

テレビ新広島
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