OHKのカメラが収めた岡山・香川の懐かしの映像で、ふるさとの歴史を振り返ります。今回は1980年(昭和55年)4月24日に岡山市で撮影された映像です。
岡山市中心部を100年以上走り続け、全長は約4.6キロと日本一短い、岡山電気軌道(本社・岡山市)の路面電車。この日、会社創立70周年を記念して導入した電車「7000形」が報道関係者などに公開されました。
当時は新車導入を記念した乗車券も発売されました。また、「7000形」電車の登場を機に、同社では型式の上2ケタは創立周年の数字になりました。4月26日には試乗会も行われ、真新しい電車を運転した運転士は「車両がきれい。緊張したが、出足はいい。」と話していました。
この「7000形」電車は導入から45年を迎えたいまも岡山のまちを走り続けていて、利用客に親しまれています。岡山電気軌道ではその後も、低床車両の「MOMO」(9200形)や、イギリスのアニメ「チャギントン」を再現した車両「おかでんチャギントン」など、さまざまな電車を導入し、進化を続けています。