23日午前10時前、ミス・ユニバース世界代表と日本代表の表敬を受け笑顔を見せていた石破首相。

ところが夕方になると一転、険しい表情に。
半年ぶりとなる党首討論で厳しい追及を受けたのです。

国民民主党・玉木代表:
総理、国民困ってますよ、物価高で。本当に困ってる。まず聞きます、ガソリンの暫定税率、いつ廃止するんですか?

石破首相:
熱心な協議の末に結論が出ることを期待してるところであります。

世論調査で自民党に次ぐ支持率を得ている国民民主党の玉木代表。
2024年、与党と合意したガソリン税の暫定税率の廃止について、いつ実行するのか迫りました。

さらに、石破首相が22日夜に補助金でガソリン価格を1リットルあたり10円引き下げると表明したことについても強く批判。

国民民主党・玉木代表:
北海道の人と昨日話しましたけど、10円(値下げ)がっかりしていますよ。東京にいるとわからないけど、(地方の人は)車がないとスーパーにも病院にも行けないんです。だからそれを(ガソリン)25円10銭リッター、軽油17円10銭下げましょうという事を言っている。

石破首相:
ガソリンについては、今回10円みんながっかりしているとおっしゃいますが、これをやることによってウクライナ侵攻前の水準まで下がってまいります。我が党がサボっているという話ではありません。これによってデメリットを受ける人たちにきちんとした対応をしなければ、ガソリンが下がればいいという話にはならないのであって。

一方、立憲民主党の野田代表は、トランプ関税対策についてただしました。

立憲民主党・野田代表:
注目されていたのが赤沢大臣の訪米。あの赤い帽子をかぶって一緒に写真を撮って、非常に喜んでいる様子というのは、朝貢外交をやっているように見えてしまった。非常にマイナス。

石破首相:
なぜトランプ大統領があの席に出てきたのだろうかということを考えたときに、日本との関係を一番重視していることは間違いない。

立憲民主党・野田代表:
じゃあ日本も帽子を作って“MAKE JAPAN GREAT AGAIN”(日本を再び偉大に)で、相手に帽子をかぶらせるくらいのことをやった方がいいと思います。

党首討論は5月と6月も開催される予定です。