仙台市内の一部の小中学校では4月から、給食の際にストローを使わずに飲むことができる牛乳パックの提供が始まっています。一方、低学年や「これまで通りに飲みたい」という声にも応じ、ストローも用意されていて、児童・生徒が選べるようになっています。
「おいしい給食いただきます!」
児童たちが毎日楽しみにしている給食の時間。しかし、いつもと違う様子が…。
記者リポート
「青葉区の木町通小学校です。多くの児童がストローなしで牛乳を飲んでいます」
4月から仙台市内の一部の小中学校で提供が始まった「ストローレスパック」。プラスチックごみの削減を目指して導入されました。
児童(ストローなし派)
「使わなくても飲みやすくて、畳むときにも便利なので、すごくいいです」
「最初は大丈夫かなというのはあったが、飲んでみたら大丈夫だったので、今はストローレスで飲んでいる」
多くの児童に好評である一方…。
「これまでと同じように飲みたい」という声にも応じ、ストローも用意されています。
児童(ストローあり派)
「こぼしたりするのが嫌なので、ストローを使っています」
「これ(ストローレス)になった時に飲んだけど、こぼれそうになったので怖くなって変えました」
木町通小学校 渋谷貴子教頭
「低学年の子供たちはストローを使って飲む子がほとんど。学年が上がるにつれて、徐々にストローレスで飲む子たちが増えてきている。環境問題を考えるひとつのきっかけになっているのではないか」
ストローレスパックの牛乳は、市内38の小中学校ですでに導入されています。