乳児が感染すると死亡するおそれもある「百日咳」の感染者数が全国的に増加している中、島根県も増加傾向にあり、県などが注意を呼び掛けています。

百日咳は、咳が長引くのが特徴で、子どもを中心に感染し、乳児がかかった場合は重症化して死亡するおそれもあります。
国立健康危機管理研究機構によりますと、4月13日までの1週間で報告された全国の感染者数は、前の週から500人増え、およそ1.7倍の1222人に上り、3週連続で過去最多を更新しました。

こうした中、島根県の感染者数は19人で、4月の累計は36人に、また2025年の累計は92人で、既にこの時点で、2018年からの記録では最多となっています。

また鳥取県の感染者数は週別では集計中ですが、4月の累計は44人で、2025年の累計は189人に上っています。
鳥取県では減少傾向の一方で一定の患者報告が続いているほか、島根県は前の月の2倍以上のペースで発生していることから注意を呼びかけています。

TSKさんいん中央テレビ
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