島根県雲南市の小学校で営巣していたコウノトリのペアから3羽のヒナが誕生したことが分かりました。雲南市でのヒナ誕生は9年連続です。
雲南市教育委員会によりますと、ヒナが誕生したのは雲南市立西小学校にある人口巣塔です。
10歳のオスのげんきくんと3歳のメスのペアから生まれた卵が、3月27日ごろにふ化したと見られています。
雲南市教委の記録映像と西小学校の児童が撮影した写真を確認したところ、生まれたヒナは3羽だとしています。
市教委は、5月にも個体識別のための足環を装着し、順調に育てば6月上旬にも巣立ちを迎える見込みだとしています。
雲南市でのコウノトリのふ化は、2017年から9年連続で、これまでに33羽が巣立っています。
また西小学校では、2019年に人口巣塔が出来てからは、児童が学習の一環でコウノトリの見守りを続けていて、7年連続のふ化が確認されています。
市教委は、営巣地周辺での見学を控え、温かく見守っていてほしいとしています。