松江市内の男性が、警察官を名乗る男からの電話を信用して8200万円余りを騙し取られ、警察が高額の特殊詐欺事件として捜査を続けています。

特殊詐欺被害にあったのは、松江市の60代の男性で、2024年12月に男性の携帯電話に連続して警視庁捜査二課と兵庫県警捜査二課を名乗る男から電話があり、「あなた名義の口座が犯罪に使われている」、「あなたの財産が犯罪収益ではないか調べる」などと伝えられました。
電話はさらに検事を名乗る男に替わり、男性は指示されるままに銀行口座や預金残高などを伝えるとともに、SNSアプリのアカウントを登録。このアプリでのやりとりの結果、男性は2025年1月16日までの約3週間で18回にわたって指定された口座に振り込みを続け、総額8219万円を騙し取られました。

警察では、捜査のために警察が現金を振り込むよう指示する事はない。「あなたが捜査対象になっている」などの電話があった場合は、いったん電話を切り最寄りの警察署に相談してほしいと改めて呼びかけています。

TSKさんいん中央テレビ
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