中谷防衛相は22日の会見で、自衛隊によるミャンマー地震に関する国際緊急援助活動に必要な医療資機材等の輸送を終結する命令を統合作戦司令官に対して出したことを明らかにした。
3月28日に発生したミャンマー中部を震源とする地震被害の支援のため、防衛省・自衛隊として、Cー130輸送機1機が4月8日から9日にかけて、愛知県の空自小牧基地からミャンマー・マンダレー国際空港まで、被災地で活動する国際緊急援助隊・医療チームが人道支援を継続するために必要な医療資機材等の輸送を実施した。
災害に起因する患者数が当初より大幅に減少していることなどから、終結が命じられた。
今回の任務は、統合作戦司令部が発足後初めてとなる国際緊急援助に関する活動。
中谷防衛相は、帰還したCー130を出迎えた時の状況について「隊員からはミャンマーの方々から『国が大変なときに自衛隊が駆けつけてきてくれた』という感謝の声を聞いたとの報告を受けた」と述べた。