世界で13億人以上の信者を抱えるローマ・カトリック教会のトップ、フランシスコ教皇が21日、死去しました。88歳でした。

ローマ教皇庁はフランシスコ教皇の死因について、脳卒中とそれに伴う心不全だったと明らかにしました。

アルゼンチン出身のフランシスコ教皇は2013年に教皇に就任、2019年には長崎や広島などを訪れ、核兵器の廃絶を訴えました。

亡くなる前日にはキリスト教の復活祭の行事で信者らに姿を見せていました。

教皇は遺言で簡素な埋葬を望んでいたということです。

葬儀は死後、4日から6日以内に執り行われ、新たな教皇を決めるコンクラーベと呼ばれる選挙が遅くとも20日後までに行われます。

アメリカのトランプ大統領は22日午前、葬儀に妻のメラニア氏と参列すると表明しほか、イタリアのメローニ首相は「彼の教えと遺志は決して失われることはない」とSNSに投稿するなど、各国から教皇の死を悼む声が相次ぎました。

フジテレビ
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国際取材部
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