市長の失職に伴う秋田県の鹿角市長選挙が20日、告示されました。前職と新人の計5人が立候補し、7日間の選挙戦が展開されています。
鹿角市長選に立候補したのは、届け出順にいずれも無所属で、元市議の笹本真司氏(39)、システムエンジニアの奈良大氣氏(40)、元市議の金澤大輔氏(51)、元文部科学省職員の藤井陽光氏(77)、前職の関厚氏(71)の5人です。
笹本真司氏:
「市長は、何をやるかも大切なんですが、そうやって皆さんの心を1つにしていく、これこそが本当に重要なことだと思います。鹿角市に来ると全然雰囲気違うよね、そんなまちにしていきたいと思います」
奈良大氣氏:
「市民代表として市政混乱を反面教師に、透明でクリーンな市政運営を実現し、誰もが住み続けられる鹿角を、新しい鹿角を彩りたいと思います」
金澤大輔氏:
「ようやくきょうから本当に自分の声で訴えていくことができると思います。最強の人たちが僕をサポートしてくれます。そしてここに集まってくださった皆さん、本当に心強いです。ありがとうございます。きょうから土曜日まで精いっぱい頑張りますので、皆さんどうかよろしくお願いします」
藤井陽光氏:
「鹿角市はいま、経済的に不況のどん底にあります。緊急の子育て施策と経済対策と含めて8項目のプランを尽くして、鹿角市を必ず人口減少を食い止めるまちにいたします」
関厚氏:
「市民に開かれた市政運営を目標にいたしまして、この4年弱、頑張ってまいりました。対決より解決、対決より対話ということをもう一つのスローガンとして取り組んでいきたいと思います」
今回の市長選は、2度の不信任決議で前の市長が失職したことによる出直し選挙です。
選挙戦では、前の市長の市政運営に対する評価が最大の争点となる見込みです。また、人口減少や医療体制の縮小など、市の課題に対してどのように対応するかも求められています。
投票日は4月27日で、即日開票されます。