アメリカのトランプ政権による相互関税をめぐり米中の貿易摩擦が激しくなるなか中国の航空会社がボーイング機の受け取り一時停止を始めたと中国メディアが報じました。
複数の中国メディアはトランプ政権の相互関税により中国の航空会社が納入予定のボーイング機の受け取り一時停止を始めたと報じました。
今月19日に中国の航空会社厦門航空に納入予定だった737MAX1機がアメリカに返却されたとしているほか、21日も中国の航空会社が受け取る予定だったボーイング機がアメリカに戻ったとしています。
航空機の追跡データによると、返却されたボーイング機は上海に隣接する浙江省のボーイングの完成センターからアメリカ西海岸シアトルの生産拠点に向かったと伝えています。
中国メディアの「財経」は2025年3月の時点でボーイングは130機を中国に納入予定で中国がアメリカに125%の報復関税を課すなか一時的に受け取りを停止するしかなく今後、受け取りを完全に取り消す可能性も排除できないとしています。