愛媛県松山市にある松山城の城山で発生した土砂崩れの現場で、松山市は斜面を補強する本格的な復旧工事を21日から始めました。
城山の土砂崩れは去年7月に発生し、斜面が幅約50メートル、高さ約100メートルに渡って崩壊。松山市は県と連携して去年10月まで、“応急的”な措置として斜面に残る土砂の撤去や、土砂をせき止めるための金属製の柱を設置していました。
青木稜悟記者:
「崩れた斜面の復旧に今、重機が入ってきました」
現地で21日から始まったのは市による本格的な復旧工事。斜面の上部に重機を運び入れ、工事中に必要な資材をトラックから積み下ろしていました。
松山市公園管理課・西本義明主幹:
「(今回の工事は)高強度のネットを張って斜面が崩れるのを防止したりとか、雨水を確実に排水したりとか地下水の対策、また問題視された樹木、高木を切ったりとか、そういう作業を進めていって少しでも(住民の)不安要素を取り除けたら」
本格的な復旧工事の開始に、被災したマンションの住民「もう二度とこういうことが起きないような色々してもらいたい」と話しました。
また野志市長は会見で野志市長は「斜面の状況を監視カメラで確認している」とし、最新の気象情報を把握して警報や注意報が発令された場合は、迅速に避難体制を整えるようにする姿勢を示しました。
復旧工事は1期と2期に分かれて行われ、全体の工期は1年半を見込まれています。
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