広島県と長崎県に原爆が投下されて今年で80年。愛媛県松山市で20日、被爆した犠牲者たちを追悼する慰霊祭が営まれました。
この慰霊祭は「県原爆被害者の会」などが石手川公園の慰霊碑の前で毎年営んでいます。今年は原爆の投下から80年の節目。被ばく者や支援者ら約110人が集まり、慰霊碑に花を手向けて、改めて平和への思いを胸に刻みました。
式典にはノーベル平和賞を去年受賞した「日本被団協」の代表理事・松浦秀人さんも参加し、被ばく者がいなくなっても若い世代が式典を続けていくことに期待を示しました。
松浦秀人さん:
「被ばく者の願いをどういう形で若い人たちに受け渡していくのか、私たちの役目だと思っています」
「県原爆被害者の会」の岡本教義会長(94)は14歳の時に広島で被ばく。次の世代の人たちが運動を続け、核兵器廃絶を報告できることを夢見ている」と話しました。
式典は猛暑を避けるため、今年から開催時期を夏から4月に変更しています。
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