アメリカのトランプ政権との関税交渉を巡り、石破首相は「安全保障と貿易は違う分野の話だ」として、安保分野は「関税と絡めない形で議論する」と述べました。
石破首相は、20日に出演したテレビ番組で「安全保障と貿易は違う分野の話で、絡めて議論をすることは正しいと思っていない」と述べ、安保の議論を関税交渉とは切り離したい考えを示しました。
一方、日本の自動車市場の非関税障壁の見直しについては「日本の消費者の安全は考えていかなければいけない。アンフェアと言われないようきちんと詰める」と述べ、農畜産品などの輸入の基準についても「食の安全を譲ることはない」と強調しました。
そして、閣僚協議などを重ねた上で「最後は私と大統領が話を決める」と語りました。