県内各地で夏日を記録するなど汗ばむような陽気のなか、多久市の多久聖廟では300年以上続く春の「釈菜」が行われ、地元の子供たちも中国の踊りや歌で参加しました。

「釈菜」は学問の神様と言われる孔子の遺徳をしのぶ伝統行事で県の重要無形民俗文化財にも指定されています。
18日は中国の明の時代の衣装を着た多久市の横尾市長らが孔子の像などの前に銀杏や栗など8種の供え物を捧げました。
式典のあと、地元の中学生約20人が鮮やかな衣装を身にまとい、厳粛な雰囲気の中中国式の舞踊「釈菜の舞」を披露しました。
そのあと、地元の小学生と老人会のメンバー合わせて110人が「唱歌」を歌いました。

【多久市から】
「地元なので毎年見に来ています。釈菜は立派なものだし、子供たちも新学期になってよく練習しているなと思いました」

「釈菜」は多久聖廟が建てられた1708年から毎年、春と秋に行われ、今年で317年目だということです。

サガテレビ
サガテレビ

佐賀の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。