日本との関税交渉から一夜明けた17日、アメリカのトランプ大統領は「急いでいない」と述べて、交渉合意を急がず妥協しない考えを示しました。
トランプ大統領:
日本と協議した。うまくやっている。我々は急いでいない。
トランプ氏は17日、記者団に対し、日本との関税交渉を評価した上で「合意を急いでいない」と述べ、貿易赤字の解消や投資の拡大などで妥協しない姿勢を強調しました。
また、交渉担当者の1人であるベッセント財務長官はSNSに「協議がとても満足のいく方向に進展していることをうれしく思う」と投稿しています。
一方、日本製鉄によるUSスチールの買収計画が関税交渉の議題に入るかどうかについては「別々のものとして扱う」と述べ、否定的な見解を示しました。
その上で、USスチールについて、買収ではなく「投資や提携など多くのことができる」と述べました。
各国との関税交渉について、トランプ氏は今後3、4週間で全ての国や地域との合意に至る可能性を示しました。