雨が降る交差点で目撃された衝撃の瞬間。
信号機がひとりでにバタンと倒れ、壊れた部品がころころと車道へと転がっていったのです。
現場となったのは、北海道・札幌市中央区の交差点。
すぐ近くにいた赤い傘の歩行者も驚いたのか、振り向くと同時に後ずさりしていました。
一体、信号機に何が起こったのか。
車道に向かって倒れた信号機。
ぽっきりと折れた柱の部分には、フロント部分がべっこりとへこんだ白い車があったのです。
16日午後0時半ごろ、白いワゴン車が対向車線にはみ出すと、そのまま歩道に乗り上げて信号機に衝突。
幸いにも、車を運転していた50代の男性にけがはなく、巻き込まれた歩行者もいないといい、警察は事故の原因を調べています
また、全国で20万基以上あるという信号機ですが、今回、事故で壊れた信号機の修理費用は、事故を起こしたドライバーが支払うのか、そして、その値段はいくらなのか、専門家に聞いてみると。
交通事故鑑定人・中島博史さん:
根元から折れてしまった場合は、信号の立て直しからやり直しになる。工事費込みで数百万円にはなると思う。公共の財産ですから、財産を破損した場合には、(壊した人に)補償義務が生じます。
修理はドライバーが補償しなければいけませんが、誤って衝突して壊してしまった場合は任意保険が適用される可能性があるといいます。