子供を中心に感染し激しいせきが出る「百日ぜき」が福岡でも広がっています。
福岡県によりますと4月13日までの1週間で県内の医療機関から68人の百日ぜきの患者が報告されました。
先週を28人上回り、週あたりでは今年最も多くなっています。
また今年の百日ぜきの患者は累計で376人と、すでに去年1年間の患者数を上回っています。
百日ぜきは子供を中心に感染し、かぜのような症状から徐々にせきが強くなります。
1歳以下の乳児、特に生後6カ月以下では重症化しやすく死亡することもあるということです。
予防にはワクチン接種が有効で、県は定期接種を呼びかけるとともに、せきエチケットなどの基本的な対策をしてほしいと話しています。
一方、ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎の報告数も多い状況が続いていて、県は調理前や食事の前、トイレの後には石けんで手洗いするように呼びかけています。