鳥取市の百貨店には、東北のこだわりグルメが勢ぞろい。『東北物産展』が始まりました。
山形県のブランド牛、米沢牛のステーキとすき焼きがぎっしり詰まった弁当に…。
仙台銘菓「萩の月」…ふわふわのカステラ生地でカスタードクリームを包んだ宮城みやげの定番です。
鳥取市の丸由百貨店で4月16日から始まった『東北物産展』。東北6県から12の店が出展。東北地方を代表するこだわりのグルメが勢ぞろいしました。
なかでも人気は、福島県の老舗ラーメン店。
鳥取には専門店のない、日本三大ラーメンの一つ「喜多方ラーメン」をできたてで味わうことができます。
16日は、オープンとともに大勢の買い物客が会場を訪れ、東北の海と山の恵みを買い求めていました。
買い物客:
ついつい買ってしまいました。普段口にできないものが手軽に食べられるので、ありがたいです。
こうした物産展は、このデパートでは年10回ほど開催され、その集客力は抜群です。
期間中には、休日の人出が2倍近くになることもあるといいます。
丸由百貨店営業企画課・高嶋優さん:
やはり集客の肝ではあります。百貨店が販売計画を作っていく中で、売上の軸にしたいポイント。
人口減少やネット通販の普及などで苦境に立つデパートにとって、客が店に足を運ぶ大切なきっかけになっています。
丸由百貨店営業企画課・高嶋優さん:
(物産展に)毎回来てくださるお客様、そういった方が増えているというのは値段に対しての価値をしっかり感じてもらえているように思う。私たちのお店を使い続けてくれているという良い循環が生まれているのではないか。
地元に居ながらにして、各地の味を楽しめる物産展、売る側にとっても貴重な商売のチャンスになっていました。
「東北物産展」は、4月21日まで鳥取市の丸由百貨店で開かれています。