秋田県能代市の支援学校で16日、交通安全教室が開かれ、生徒たちがバスなど大きな車の周りに潜む危険性を学びました。
参加したのは能代支援学校の生徒たちです。16日はバス会社の社員から、バスなどの大型車両の危険性について学びました。
社員は「前のタイヤの内側を後ろのタイヤが通ることを『内輪差』といって、交差点や道路の曲がり角で車が通り過ぎたかなと思ったときに、後ろのタイヤに皆さんが巻き込まれてしまう交通事故がある」と説明しました。
その事故が再現されると、後ろのタイヤによってイラストが描かれた段ボールが倒され、生徒からは驚きの声が上がっていました。
このほか、運転手からは見えづらい範囲「死角」についても確認しました。車体の近くにしゃがんでいる人や身長が低い子どもの全身を運転手が認識するには一定の距離が必要です。
参加した生徒は「(死角で)子どもが見えないというのがとっても怖いと感じた」「タイヤでつぶされているのを見て怖いと思った。必ず左右をしっかり見て行動できるようにしたい」などと話していました。
この交通安全教室は、17日に大館市の小学校でも開かれる予定です。