国民民主党の榛葉賀津也幹事長は16日、山梨・甲府市で記者会見し、「国会終盤、ゴールデンウィークが終わって、5月、6月になると、とんでもない政局になると思う」と強調。
さらに、「50年に1回の大きな政局になるかもしれないよ」と述べた。
会見で榛葉氏は「自民党政治がこれだけの体たらくで、経済政策のみならず、財政政策、政治とカネの政治倫理の問題を含めて、石破内閣は相当厳しい」と述べた。
そして、「野党第一党(立憲民主党)は政権交代と言ってるわけだから、内閣不信任をどうするんだって議論に必ずなる」と指摘。
その上で、「その時に、石破さんの方が参院選に勝ちやすいから、(内閣不信任案を出さず)そのままやろうと判断するのか。政権交代するという気概を見せて、野党第一党が勝負するのか。野党第一党の度量が試される」と述べ、立憲民主党の覚悟を求めた。
また、夏には参院選が予定されていることから、内閣不信任案提出を受けて衆参同日選挙となる可能性について聞かれた榛葉氏は、「衆参同時もあるかもしれないが、同時をやる覚悟が自民党にあるのか。公明党とその支援団体にあるのか。(野党が)内閣不信任案を出すと、自民党の中で、石破さんをどうするんだって話になるかもしれない。いろんな可能性があるね」と述べた。