長~い首にフサフサのまつげ。
福岡市動物園の人気者、アミメキリンの「ニコ」とお別れの時が迫っています。
福岡市動物園の人気者、オスで5歳のアミメキリン、「ニコ」。
福岡市動物園では36年ぶりに誕生したキリンの赤ちゃんで、みんなをニコニコ笑顔にしてほしいとの思いから「ニコ」と名付けられ、5年間、両親と仲良く暮らしてきました。
そんなニコが…
◆記者リポート
「まもなく県外の動物園にお引越しするんです」
4月21日に静岡県の伊豆シャボテン動物公園に引っ越しすることが発表されました。
◆来園者
「落ち込みました。誕生の時から見ているので」
「理由は知らない。何でなんですか?」
「さみしいね…他の動物園にいないから?」
多くのファンが悲しみと共に驚いた引っ越しの理由というのが…。
◆福岡市動物園 飼育員 加藤千奈さん
「将来的な繁殖に向けて、引っ越しということになりました」
Q.全国の動物園で協力している形?
「そうですね。協力して個体を増やしていこうという形です」
絶滅危惧種のアミメキリンは全国の動物園が協力して繁殖にあたっていて、ニコの将来的な繁殖を見据え今回の旅立ちが決まったということです。
動物園では4月13日、ニコとのお別れイベントが開かれ、朝から多くのファンが訪れました。
◆記者リポート
「キリンのニコを送別する特別なエサがプレゼントされました。おいしそうに食べています」
◆来園者
「心細いだろうけど、早く慣れてもらったら」
「動物園が違っても、ニコのことを忘れない」
「キリンさん、バイバイ~」
ニコと福岡市動物園で会えるのは4月20日までで、園内では誕生からこれまでを振り返る写真展も開催されています。