秋田市の秋田高校で14日、2024年から休業していた学生食堂が復活しました。立役者となったのは地域のラジオ放送局。ラジオ局の狙いと生徒たちの様子を取材しました。

秋田高校の食堂は、県内の飲食店と学校の同窓会が6年前から運営してきましたが、従業員が体調を崩し、2024年の春ごろから利用できなくなっていました。

それから約1年。生徒たちの学校生活を“食”で支えようと立ち上がったのが、秋田市のラジオ放送局「エフエム秋田」です。

学生食堂の名前は『秋高気分屋食堂』。エフエム秋田の番組『気分屋食堂』にちなんで名付けられました。

メニューは、カレーやラーメンなど15種類ほどが提供されているほか、日替わりの弁当なども販売されています。

オープン初日の14日は、昼休みになると生徒たちが続々と訪れ、久しぶりに再開された食堂で温かいランチを味わっていました。

食堂を利用した生徒は「部活で野球をやっていてご飯の量が足りないので、学食がいつでも利用できてうれしい。授業を寝ないように頑張る」「前の学食は1回も行けず、高校生っぽく『学食で友達とご飯を食べたい』という願いがかなってうれしい」と話していました。

エフエム秋田営業部・小野光春次長:
「おいしいものをたくさん食べて、勉強に部活に集中できるよう学校生活をサポートできればと考えている」

秋高気分屋食堂は、平日の午前10時半から午後4時まで営業していて、生徒や教職員のほか、保護者や卒業生も利用できるということです。

秋田テレビ
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