大阪を訪問中の天皇皇后両陛下は大阪・関西万博にある赤十字のパビリオンを視察されました。
開会式への出席を終えた両陛下は午後4時半ごろ、「国際赤十字・赤新月運動館」を訪れ、日本赤十字社の社長などの出迎えを受けられました。
皇后さまが名誉総裁を務められ、長女の愛子さまも職員として勤務されている日本赤十字社は、創立者の佐野常民が1867年のパリ万博で国際赤十字を知り、「敵味方無く救う」という理念に心を打たれたことをきっかけに誕生した、万博とつながりの深い組織です。
パビリオンでは「人間を救うのは、人間だ」という日赤の理念に沿い、世界中の人々の平穏な日常や紛争などにより日常を奪われた理不尽な現実、人を救うことの大切さなど、赤十字が取り組む幅広い人道支援活動について紹介されています。
両陛下は来場者が記入した感想やメッセージが映し出された大型スクリーンなどをじっと見つめられていました。
万博での日程を終えた両陛下は、12日夜、帰京されます。
この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。
ギャラリーページはこちら(15枚)