13日に開幕する大阪・関西万博。天皇皇后両陛下は12日の開会式に先立ち、11日午後、会場内を視察された。

秋篠宮ご夫妻とともに万博会場を視察

日本政府のパビリオン「日本館」には、名誉館長を務める俳優・藤原紀香さんの姿があった。

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両陛下は午後3時ごろ日本館に到着し、藤原さんらの出迎えを受けられた。

これに先立ち、両陛下は午後2時半ごろ、万博会場のシンボル「大屋根リング」を視察された。

高さ約12メートルのスカイウォークで、万博の名誉総裁を務める秋篠宮さまと紀子さまとともに説明を受け、陛下は耐震性や液状化の影響などについて質問された。

1970年大阪万博では秋篠宮さまとミニカー操縦

皇室と万博は縁が深く、1970年、日本で初めて開催された「大阪万博」では昭和天皇が開会を宣言した。

昭和天皇（1970年）：
日本万国博覧会が開催されることは誠に喜びに堪えません。

そして、当時皇太子だった上皇さまは名誉総裁として開会式に出席されている。

当時10歳の天皇陛下も会場を何度か訪れ、弟の秋篠宮さまと一緒にミニカーの操縦を楽しまれた。

アメリカ館ではアポロ11号の月面着陸シーンの展示や大人気となった「月の石」もご覧になっている。

「愛知万博」では上皇さまが開会宣言

その35年後に開かれた「愛知万博」では上皇さまが開会を宣言され、皇太子だった陛下が名誉総裁として、開幕を知らせるスイッチを押された。

そして、話題を呼んだ「冷凍マンモス」の展示も見学されるなど、万博とのつながりは親子三代にわたって受け継がれている。

愛知万博から20年…。

11日、両陛下は大阪万博で、開催国としての情報発信の拠点となる「日本館」に足を運び、秋篠宮ご夫妻と見学された。

12日の開会式にも両陛下と秋篠宮ご夫妻が揃って出席され陛下が開会宣言をされる予定だ。
（「イット！」 4月11日放送より）