物価高や円安の中、今年のゴールデンウイークは旅行先としてどんなスポットが人気を集めているのか、調べてみました。
【今年のゴールデンウィークどう過ごしますか?】
◆街の人
「いやーもうめちゃくちゃ仕事をしている」
「沖縄。潜りに行きたい」
「地元が鹿児島なので帰省する。いつもは3泊4日で移動したあとに休める時間があるけど、ちょっと寝たら戻ってこないといけない」
今年は、日の並びが悪く平日3日間を挟んだ飛び石連休となっています。
福岡市の旅行会社に予約状況を聞いてみると…
◆HIS福岡天神本店 平間裕子さん
「例年に比べ日並びが悪いため、安い近い短く行けるという形で選ばれる方が多い」
今年のトレンドは「安い・近い・短い」。
国内旅行の予約者数は去年の同じ時期と比べて約10%増加。
また、平均単価は1人当たり9万7300円とやや少なめとなっています。
では、国内のどんなスポットに予約が集まっているのでしょうか。
第3位は、東京です。
東京を選ぶ理由の一つが去年オープンした東京ディズニーシーの新エリア「ファンタージースプリングス」。
これまでは規定のパスがないと入場できませんでしたが、今年1月からは入園者なら誰でも入れるようになり、問い合わせも多いということです。
続いて、第2位は北海道です。
ちょうどこの時期は雪解けが進み、観光がしやすいということもあり人気に。
そして、第1位は沖縄です。
◆HIS福岡天神本店 平間裕子さん
「3月末から海開きをしていて、マリンスポーツを目的にする人も多いし、気軽に行けるのが人気」
海外旅行より手軽な国内旅行。
中でも、この旅行会社が薦めるのは「福岡発、福岡行」のプランです。
◆アドツーリスト福岡支店 堀江雅子支店長
「話題性のあるホテルに泊まることで、最新のものを体感いただけるとともに、心身ともにリフレッシュにも繋がるのではないでしょうか」
ラグジュアリーホテル「ザ・リッツ・カールトン福岡」への1泊2日旅行です。
◆アドツーリスト福岡支店 堀江雅子支店長
「仕事を終えて、そのまま福岡のラグジュアリーホテルに泊まるプラン。二食付いているプランもあるので、おいしいお料理がいただけて、その後の片付けも一切せずに、最高級のサービス、最高級のおもてなしを受けて、丸々とホテルライフを楽しめる」
遠出にかかる交通費などを考えるとさほど割高にはならないため、あえて近場のホテルで「非日常」を味わうのもいいかもしれません。
そして、もう一つが…
◆アドツーリスト福岡支店 堀江雅子支店長
「嬉野温泉の地区をぜひお勧めしたい」
車での移動はもちろん、西九州新幹線の開通で、嬉野温泉が人気の観光地になっているといいます。
◆アドツーリスト福岡支店 堀江雅子支店長
「日本三大美肌の湯、トロトロとした質感の温泉を楽しめる。老舗旅館にお泊まりいただくのもすごく風情もあっていいのでは」
海外旅行はどこが人気なのか。
福岡出発分に関して人気の海外旅行先をHISに調べてもらったところ、1位が台北、2位がソウル、そして3位がハワイとなりました。
特に1位の台北は予約数が去年の2倍という人気ぶりで、これだけ物価高と円安が続けば海外に行くにしてもやはり近場が人気のようです。