岩屋外相は11日の会見で、発災から2週間が経過したミャンマー地震への支援として、「国際緊急援助隊医療チームの第2次隊を12日から派遣する」と発表した。
第2次隊は、医師や看護師ら37人で編成され、現地で負傷者の治療などにあたる。
また、岩屋外相は、すでに表明している600万ドルの緊急無償資金協力の使い方について、「赤十字国際委員会などを通じて保健、医療、水、衛生、食料の分野で人道支援を実施していく」と説明した。
ミャンマーでは、2021年のクーデター以降、軍事政権が実権を握っているが、日本はこの軍政を承認していない。
岩屋外相は、「円滑な人道支援のためには、安全で阻害されない人道アクセスの確保と、全ての関係者による停戦の履行・継続が重要だ」と強調。「停戦が確実に履行され、継続されること、民主的な政治体制の早期回復に向けて全ての関係者による対話が真摯な対話が行われることを求めたい」と述べた。