SNS上で警察官を名乗る男からパソコンに遠隔操作ソフトをインストールされ、福岡県田川市の男性が現金約700万円をだまし取られていたことがわかりました。
田川警察署によりますと4月7日、田川市の自営業の男性(26)の携帯電話に愛知県警の警察官を名乗る男から着信があり「あなたの口座が犯罪に使われている」「愛知県警に来てくれ」「来れない場合は自宅聴取が可能である」などと言われ、SNSでのやり取りに誘導されました。
そしてSNSのビデオ通話で警察手帳や逮捕状のようなものの画像を示され、「電話に出なければ、あす逮捕しに行く予定だった」「あなたのお金が詐欺で得たものでないことを明らかにするために、お金を調べる必要がある」などと言われました。
男性はパソコンに遠隔操作アプリをインストールさせられた後、その日に不正に遠隔操作されて現金692万円をだまし取られたということです。
警察は電子計算機使用詐欺の疑いで調べるとともに
▽SNSで事件の内容を伝えることはありません
▽警察官が逮捕状などの画像をメールやSNSで見せたり送ったりすることは絶対にありません
と注意を呼びかけています。