4月9日に出雲市佐田町で発生した山林火災は、一夜明けた10日朝、鎮圧の状態となりました。現場では、完全な鎮火に向け消火活動が続いています。
宍道正五記者:
出雲市佐田町です。きのう、あちらの山影から見えた白煙、けさは確認することができません。
出雲市佐田町吉野で発生した山林火災は、9日午後2時20分過ぎ、島根県警のヘリコプターが、志津見ダムから北東に2キロの山林で煙が上がっているのを確認したものです。現場は車で入ることができない山の中で、10日朝から消防が徒歩で現場に向かうなど消火活動を行っています。
出雲市消防本部は、10日午前9時20分過ぎ、「火は鎮圧の状態になった」と発表しました。
現場では、県警がヘリを使って上空から監視を続ける一方、県の防災ヘリが上空からの散水を試みましたが、風が強くなり、現在は活動を見合わせています。消防などでは、完全な鎮火に向けて引き続き消火活動を行うとしています。
今のところ、この火事によるけが人や建物への被害は確認されていません。
出火の原因は分かっていません。