現在展開されている春の全国交通安全運動の一環で9日、秋田テレビの菅原咲子キャスターが秋田県由利本荘市で一日警察署長を務め、高校生に自転車の安全な利用の徹底を呼びかけました。
菅原キャスターは、由利本荘警察署の田口暁署長から委嘱状を受け取り、一日警察署長に任命されました。
「生まれ育った由利本荘市の安全を守るため、頑張ります」と気合十分です。
パトカーに乗り込み向かったのは、市内の由利工業高校です。一日署長としての最初の仕事は、由利工業高校を自転車安全利用モデル校に任命すること。通学などで自転車に乗る際、周囲に優しい運転を心がけるよう呼びかけました。
続いて、生徒たちと一緒に交通ルールに関するクイズに挑戦し、自転車も車両であることや、いわゆる「ながら運転」の罰則が強化されたことなどを学びました。
生徒は「自転車の基本的なルールの再確認と『ながら運転』の危なさなどを学ぶことができた。モデル校として手本となるように、安全な乗り方を意識していきたい」と話し、安全を願う思いをしっかりと受け止めてくれたようです。
自転車に乗る際、ヘルメットの着用は努力義務となっていますが、2024年に警察庁が行った調査によると、県内のヘルメット着用率は10%と全国平均を7ポイント下回っているのが現状です。
自分の身を守るため、自転車に乗るときは忘れずにヘルメットを身に着けましょう。