地域を支える若い力に期待です。大学生の県内就職を促進しようと島根大学と電子部品メーカー「出雲村田製作所」が4月9日、連携協定を結びました。

島根大学の松江キャンパスで9日に行われた協定の締結式では、島根大学の大谷浩学長と出雲村田製作所の谷口育男社長が、それぞれ協定書に署名しました。
島根大学では、優秀な人材の育成とともに学生の県内就職を促進しようと3年前から地元企業と協定を結び、その寄付金を原資にした「県内定着奨学金」を学生に支給していて、協定を結んだ企業は、9日の出雲村田製作所が5社目となりました。
出雲村田製作所には、島根大学から毎年10数人が就職していて、大学にとってつながりある企業のひとつだということです。

島根大学・大谷浩学長:
大学としても、人材育成、地域貢献という意味でもありがたい。

出雲村田製作所・谷口育男社長:
おたがいに力を合わせながら、地域貢献に結びつけていけるような関係に高めていきたい。

奨学金は20人を上限に3年生から年間15万円が支給され、県内で就職した場合は返済の必要はありません。
島根大学の場合、卒業生の県内就職率は約3割に留まっているという事で、大学では、こうした奨学金の増額も見据えた研究開発など地元企業とのいわゆる”産学連携”をさらに深めていきたいとしています。

TSKさんいん中央テレビ
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