高知県香南市の県立のいち動物公園ではこの春、赤ちゃんの誕生や引っ越しで新しい仲間が増えています。どんな動物が仲間入りしたのでしょうか?
田村優介アナウンサー:
「4月に入り新たな環境を迎えたのはヒトだけではありません。あちらのアミメキリンの赤ちゃんも新しい場所での生活が始まっています」
お母さんキリンの後をゆっくりと付いていくのは3月17日に生まれたばかりのアミメキリンのメスの赤ちゃん。頭までの高さは200センチ体重は80キロです。3月29日時点(推定)
アミメキリンはアフリカのケニア北部からエチオピア南部に生息。赤ちゃんキリンは5日土曜日から一般公開されたばかりで、まだ慣れていないのか、お母さんキリンや木に隠れている時間も。それでも訪れた人は愛らしい姿に見入っていました。
愛媛から(4歳):「かわいかった」「くびのばすところ」
愛媛から(2歳):「かわいかった」「ちいさい」
のいち動物公園ではおよそ100種類1300頭の動物たちが飼育されています。今年に入って新しく生まれたり引っ越してきたりして7種類8頭の動物が増えました。園内のジャングルミュージアムにも新たな命が。
こちらは中央アメリカからブラジル北部に生息するフタユビナマケモノ。お母さんナマケモノ「キュウ」のおなかあたりをよく見て見ると…黒い手がちょこっと見えます。取材中、ずっと寝ていて姿が見えませんでしたが…寝返りをしたその瞬間顔をのぞかせました。
今年2月に生まれた「フユ」です。フユは生まれた時大きさは20センチ、体重は500グラム。お母さん「キュウ」とともに過ごし順調に成長しているということです。
またミュージアム内の熱帯雨林を再現した飼育エリアには神戸の水族館から引っ越してきたガイアナカイマントカゲも4月から公開されています。
このほかまだ一般には公開されていませんが3月20日にアメリカビーバーの赤ちゃんが誕生。4月7日には初めて展示エリアに入りお母さんのそばで新しい場所を確かめているようでした。アメリカビーバーの赤ちゃんは近日中に公開予定です。
県立のいち動物公園総務企画課・林紗詠子さん:
「新しく多くの動物が生まれていたり、新しく当園で初めて飼育する動物だったりといろいろ新しく仲間が加わっておりますので、ぜひいろいろな方々にご覧いただけたらと思いますのでご来園お待ちしております」
のいち動物公園では鳥インフルエンザが落ち着いてきたことから8日鳥類の屋外展示を再開。ハシビロコウは外で羽を休めひなたぼっこを。ツクシガモやインドガンなどの水鳥たちはプールの水面を気持ちよさそうに泳いでいました。
新たな動物たちが加わったのいち動物公園でこの春新しい仲間を見つけに行ってみてはいかがでしょう?
アミメキリンの赤ちゃん、現在、名前を募集しています。次の3つの中から募集していて
1「ミイナ」…3月17日に生まれたことから
2「ノリマキ」…お母さんの名前「ノン」とお父さんの名前「リンタロウ」から文字をとって
3「サンポ」…親子でたくさん散歩をして近くにある三宝山のように大きなキリンになるように
のいち動物公園内のレストハウスとどうぶつ科学館前で4月20日まで投票を受け付けています。5月11日に命名式が行われる予定だということです。