マグロのおいしさを、超音波とAI(人工知能)で目利きする世界初となる検査装置が商品化されます。

この装置は富士通などが開発したもので、冷凍マグロに超音波を当て計測された波長から、脂乗りのいいマグロを瞬時にAIが見分けます。

マグロに超音波を当てた波形を見ると、脂の多いマグロと比べると波形が大きく揺れているのが分かります。

マグロの品質を判別する目利きは、尾の部分を切り落とし、断面から見分けるのが一般的ですが、熟練の技が必要とされてきました。

また目利きの人材不足で、脂が乗った刺身向けのマグロが缶詰などに加工されるケースもあり、この装置の登場で見分けの精度が高まることが期待されています。

世界的にマグロの需要が高まる中、海外市場での活用も見込んでいます。

脂の多いマグロは超音波を通しやすいため、波形の揺れが少ないということです。

今回はビンチョウマグロですが、他の種類のマグロにも広げていくということです。

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