早くも、暑い夏を涼しく感じさせる熱中症対策の服が発表されました。

薄手ながらもUVカット機能を備えたフェイスガード付きのパーカー「クールUVフェイスガードパーカー(1500円)」に、水分補給や休憩の目安が分かる「アラート機能付き暑熱バンドPRO(2900円)」。

8日に「ワークマン」が開催したのは、このような熱中症対策商品約200点を展示した新製品の発表会「WORKMAN酷暑対策 新製品発表会2025」。

2024年は3カ所だった冷却プレートを5カ所に増設した“着る冷蔵庫”「ペルチェベストPRO2(通常版)(1万9800円)」など、2025年は企業で適切な熱中症対策が罰則付きで義務化される方針であることを商機に捉え、対策商品を強化しました。

中でも力を入れるのが、日本赤十字の研究所と共同開発した「XShelter 暑熱軽減フーディー(2900円)」。

コンセプトは「世界初の着る方が涼しいウェア」です。

実際に記者が室温50度の部屋で着用したところ、着用していないときに比べ、断熱効果により暑さを感じにくいといいます。

表側は日傘のような断熱素材が使用され、サーモグラフィーで比べてみるとウェアを着ている部分が青くなっていることが分かります。

さらに紫外線を当てるとロゴが白から青に。
このように危険を「見える化」する技術など14の機能が搭載されています。

ワークマン・土屋哲雄専務取締役:
(XShelterは)作業に向いているが、この前の冬モノは8割くらいが一般客。今回は普段使いを視野に入れ、色んな製品を作っている。

2024年と比べ、1カ月半ほど熱中症対策商品の発表を前倒ししたワークマン。

その理由について、年々厳しさを増す暑さにより“販売戦略の変化”が求められているといい、土屋専務取締役は「(暑さの期間が)4月から10月まで半年になっているから、(展示会を)早めにやった方がいいと。われわれ、猛暑の前に本当は防寒が強かった。ところが(暑さの影響で)防寒の落ち具合がひどい。売り上げが2年くらいで猛暑の方が増えたので、もう伸びる分野は猛暑しかないので、頭の中は猛暑しかなくて、毎日考えている」と話しました。

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